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甲斐拓也の打撃がついに覚醒!?巨人移籍後3割を超える高打率を残せている要因

甲斐拓也の打撃がついに覚醒!?

22025年より福岡ソフトバンクホークスから読売ジャイアンツに移籍した甲斐拓也選手ですが、5月3日時点で打率3割を超える成績を残し打率ランキングでも5位にランクインする活躍を見せています。

今までの甲斐選手は打率2割前半ということが多く、守備面を評価されるキャッチャーです。

まだシーズンが始まったばかりとは言え、ここまでの成績を残すとはあまり想像されていなかったはずです。

この記事ではここまでの好成績を残せている要因について紹介していきたいと思います。

まずは今シーズンのここまでの活躍についてまとめていきます。

 

打率3割をマーク(5月3日現在)

甲斐選手は3月28日の開幕戦に7番捕手でスタメン出場しており、5月3日まで全試合でスタメンマスクを被っています。

開幕戦から2試合連続で3安打を放つなどの活躍を見せ、2戦目にはホームランを打っています。

元々パンチ力のある打者ですので早い段階でのホームランには驚きませんでしたが、開幕から2試合連続で猛打賞というのには少し驚かされました。

ケガ人や不調の選手もいますが、4月6日には5番打者として出場するなど打撃でも期待されているのがわかります。

4月19日には2号ホームランを放つなど活躍し、4月終了時点で打率0.316と結果を残しています。

 

5番打者としても活躍

前述していますが、今年の甲斐選手は5番打者として多く出場し結果を残しています。

坂本選手の不調やヘルナンデス選手の不調などありましたが、そこまでの活躍からの抜擢であり5番打者としても文句なしの活躍を見せています。

また、キャベッジ選手の離脱後は2番打者として出場した試合もあります。

シーズンを通しては6番や7番での出場が増えてくると思いますが、想像以上の活躍であることは間違いありません。

 

4月だけで2本塁打

甲斐選手は元々パンチ力のある選手なので、シーズンでの二桁本塁打を4度記録しています。

キャリアハイは2021年の12本ですが、コロナの関係で試合数の減った2020年に11本を放っているのでもう少し打てると考えています。

今シーズンは3月と4月で2本塁打といいスタートを切っているため、キャリアハイの更新も期待が持てる状況です。

本拠地が東京ドームでホームランが出やすく、神宮球場など狭めの球場での試合も多くあるためまだまだ増えていくはずです。

ホームランテラスが出来てからのpaypayドームも同じような広さですが、札幌ドームや京セラドームなどでの試合数を考えるとキャリアハイの期待が持てます。

 

 

高打率を残せている要因

ここまでジャイアンツの甲斐拓也選手について、今シーズンの活躍をまとめてきました。

ここからは甲斐選手の活躍の要因について調べたことを紹介していきます。

まだ1ヶ月ちょっとなのでもしかしたら成績が降下する可能性もありますが、ここから紹介する要因が正しければ大きな下降はないはずです。

実際に5月に入り2試合連続でノーヒットなので、セ・リーグの投手陣も甲斐選手について研究している可能性もあります。

 

①セ・リーグの投手レベル

1つ目はセ・リーグの投手レベルがパ・リーグに比べて高くないということです。

これに関してははっきりとしたデータがとれているわけではありません。

しかし、過去にも交流戦だけ活躍したパ・リーグの選手が多くいました。

ホークスにいた城所龍磨氏は交流戦で大活躍し交流戦MVPを活躍しましたが、交流戦後は成績がどんどん下降していきました。

この時に投手レベルについて話題になっていたので、甲斐選手の活躍も関係するのではないかと考えています。

 

②叩かれることが減った

2つ目はファンに叩かれることが減ったことです。

甲斐選手は打撃成績の良い選手ではありませんが、それについてホークスファンの方々からよく叩かれているのを見ました。

ホークスは柳田選手をはじめ打線が凄かったので比較されていたのかもしれませんが、あそこまで叩かれているのは可哀そうになるほどです。

守備での貢献度を見ると文句のつけようがなかったのですが、打撃で叩かれるのは本人もプレッシャーになったはずです。

ジャイアンツの監督は捕手出身の阿部慎之助氏なので、捕手の重要性をわかっており甲斐選手を護ってくれているのでしょう。

甲斐選手にとってはプレーしやすい環境に移籍できたということだと思います。

 

③早い回に代打を出される心配がない

3つ目は早い回に代打を出される心配がないということです。

ホークス時代もそこまで早い段階での交代というのはあまりなかったはずですが、ジャイアンツでは絶対的正捕手です。

実際に阿部監督も公言しているほどなので、よっぽどのことがない限り代えられる心配はないはずです。

それによって今シーズンはのびのびとプレーできており、それが好成績につながっているはずです。

 

 

セ・リーグ他球団の捕手打撃成績

ここまで今シーズンの甲斐選手の活躍と活躍できている要因について紹介してきました。

今シーズンの甲斐選手の活躍がどれだけすごいことなのかを他球団捕手と比較して説明したいと思います。

セ・リーグ5球団の主要捕手数人を例にしていきます。

ちなみに甲斐選手の成績は出場29試合で118打数31安打、打率0.301で本塁打2打点9という成績です。

阪神:坂本、梅野

まずは昨シーズン2位の阪神タイガースです。

ここ数シーズンは坂本選手と梅野選手の併用となっているため、2人の成績を紹介していきます。

坂本選手は出場22試合で74打数13安打、打率0.206で本塁打0打点6となっています。

梅野選手は出場13試合で39打数9安打、打率0.243で本塁打0打点2となっています。

両選手とも甲斐選手同様に守備に定評のある選手ですが、打撃成績では甲斐選手に及びません。

 

DeNA:山本、松尾

次に昨シーズン3位の横浜DeNAベイスターズです。

今シーズンは山本選手がメイン、バウアー投手などのときは松尾選手という状況のため2人紹介していきます。

山本選手は出場21試合で67打数14安打、打率0.209で本塁打0打点11という成績です。

松尾選手は出場16試合で28打数6安打、打率0.231で本塁打1打点2という成績です。

打撃に定評のある両選手でも苦戦していることがわかります。

山本選手は打点で甲斐選手を上回っています。

 

広島:會澤、坂倉

次に昨シーズン4位の広島東洋カープです。

今シーズンは坂倉選手がケガで出遅れていたため、主に會澤選手が出場していました。

坂倉選手も復帰しているため2人の成績を紹介していきます。

會澤選手は出場14試合で24打数4安打、打率0.167で本塁打0打点1という成績です。

坂倉選手は出場5試合で14打数3安打、打率0.214で本塁打1打点2という成績です。

出場試合は少ないですが復帰してすぐにホームランを打っている坂倉選手はさすがといったところです。

シーズン終了後に甲斐選手との成績比較が楽しみです。

 

ヤクルト:中村、古賀

次に昨シーズン5位の東京ヤクルトスワローズです。

今シーズンは中村選手と古賀選手の併用となっているため2人の成績を紹介していきます。

中村選手は出場19試合で48打数5安打、打率0.128で本塁打0打点2という成績です。

古賀選手は出場13試合で36打数13安打、打率0.361で本塁打1打点4という成績です。

古賀選手は出場試合や打席数が甲斐選手の半分以下とはいえ、高打率を残している素晴らしい選手です。

正捕手奪取が期待される選手ですね。

 

中日:木下

最後は昨シーズン最下位の中日ドラゴンズです。

メインキャッチャーは木下選手ですので木下選手の成績を紹介していきます。

木下選手は出場22試合で64打数16安打、打率0.250で本塁打1打点5という成績です。

正捕手という過酷なポジションであるため、この成績でもじゅうぶんなはずです。

 

 

まとめ

今回の記事では今シーズンの甲斐拓也選手の活躍について紹介してきました。

ジャイアンツに移籍してからのびのびとプレーしている甲斐選手を見ると、同じ九州出身の人間として嬉しく思います。

今シーズンは5月3日時点で全試合にスタメン出場がしており打率も3割を超える大活躍。

シーズン終了時には多少下がっているかもしれませんが、好成績を残すのは間違いないはずです。

セ・リーグ他球団の捕手と比較しても打撃成績は突出しており、守備に定評があるだけでないということが証明されています。

最近は捕手の併用が当たり前になっていますが、甲斐選手は正捕手として過酷な日々を過ごしています。

これからもそんな甲斐選手を応援していきます。

ホークスファンの方にはあまりいい表現でない箇所もあるかもしれませんがご了承ください。

野球ファンとして仲良くしていきましょう。

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