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子どもの勉強に役立つゲーム「桃鉄」が教材に!│地理・歴史だけでなくお金の勉強まで

2023年11月28日

子どもが勉強できるゲーム「桃太郎電鉄」

皆さんは「桃太郎電鉄」というゲームをご存知でしょうか?

今年11月に新作「桃太郎電鉄ワールド~地球は希望でまわってる!~」が発売されるなど、30年以上の歴史があるテレビゲームソフトです。

ゲームと言うと親世代、祖父母世代の方からはあまりいいイメージが湧かないと思います。

しかし、桃鉄では日本の地理、歴史を学べる機会が多く存在し、私としては子どもにやらせたいゲームだと思っています。

ここでは桃鉄で学べる事を紹介していきたいと思います。

 

桃鉄が教材に!?

有名テレビゲームソフトである桃鉄ですが、すでにいくつかの本やブラウザ版の教材が出版されています。

これは地理・歴史学習用の教材!?

楽しく覚えられるように漫画がついていたりと子どもの学習に向けられた作りとなっていてとてもおすすめできます!

大人でも知らないことが勉強できるようになっており親子で楽しめる本になっています。

 

お金の勉強まで!?

桃鉄の教材として地理・歴史学習用の教材は紹介しましたが、実はお金についての教材も出版されています。

硬貨や紙幣のことからクレジットカードなどについても書かれており、学校では学ぶ機会がない内容になっています。

大人にとっても大事なお金について子どもの頃から学んでおくことはとても大切であると思います。

大人が読んでも楽しめる内容ではないでしょうか。

 

桃太郎電鉄(桃鉄)とは

ここまで桃鉄の教材について書いてきましたが、桃鉄を知らない方もいますよね?

桃太郎電鉄(通称:桃鉄)とは1988年12月2日にファミコン用ソフトとしてハドソン(現コナミデジタルエンタテインメント)から発売され、2023年11月16日に24作目の「桃太郎電鉄ワールド~地球は希望でまわってる!」が出るなど30年以上の歴史がある人気ゲームシリーズです。

プレイヤーが社長として日本、世界を電車や飛行機、船などを利用し旅をするすごろくゲームです。

止まったマスによってお金が増えたり減ったり、物件が買えるマスで投資して年度末に収益を得たりするゲームとなっており、季節によっては自然災害なども発生するリアリティのあるゲームになっています。

目的地が設定され、誰かが目的地に到達するたびに目的地が変更されます。

誰かが目的地に到着したときに最も遠くにいるプレイヤーに貧乏神がとりついていたずらされたり、その貧乏神を擦り付けあったりと目的地に到着するまでもさまざまな要素を楽しめるゲームです。

 

 

【勉強編】桃鉄から学べること

上記では勉強で使える桃鉄絡みの教材を紹介してきましたが、ここでは実際に桃鉄をプレイすることで学ぶことができる内容について紹介していきます。

まずは学校の授業で習う内容についてですが、大人でも学べる事が多くあるので参考にしていただけたらと思います。

 

学び①日本地図

桃鉄をやった経験のある方はご存じだと思いますが、桃鉄はすごろくで日本全国を旅するゲームです。

各都道府県の市区町村に存在する駅がマスになっているため、47都道府県はもちろん各市区町村の位置まである程度把握することができるようになっています。

小学生時代に地図帳で覚えさせられ、きつかった思い出のあるあなた!

都道府県の名前とその位置をゲームで覚えられるってすごいと思いませんか?

桃鉄は地理の勉強にもってこいです!

 

学び②各地域の特産品

桃鉄は止まったマスで物件や物産に投資し収益をあげていくゲームです。

その物件や物産はその地域の特産品であったり有名な建造物や工場などになっているため、自然と各地区の特産品を覚えていくことができます。

例えば

・北海道札幌の味噌ラーメン

・群馬県沼田のコシヒカリ

・長野県白馬村のスキー場

・愛知県豊田の自動車工場

といった感じで各地域のことを覚えることができます。

 

学び③30年間での日本の変化

最初に書いていますが桃鉄は30年の歴史のあるゲームです。

30年で日本も色々な変化をしていますが、桃鉄はその変化をそのままゲームに反映しているため30年間の各地域の変化がわかるようになっています。

例えば

・札幌、仙台にプロ野球チームができた(2004年、2005年頃~)

・東京にディスコが出現(1991年~1994年頃)

・博多に出現した博多通りまん屋(1993年頃~)

などちょっとした時代の流れに乗ったものまで出現するほどのゲームになっています。

また新作になるにつれて駅の数が増えていき、物件や物産もその市区町村の特産として変更されています。

 

学び④歴史上の偉人

桃鉄では特定の物件駅を独占すると歴史上の偉人が味方につき、かなり有利にゲームを進められるようになりました。

ゲームに登場する偉人はその偉人に関係する地域の物件駅を独占することで登場するため、偉人と地域を結び付けて覚えることができるようになっています。

偉人の登場は2008年にニンテンドーDSのソフトとして発売された「桃太郎電鉄20周年」から始まったとされています。(正確には少し前のシリーズから登場したとか・・・)

シリーズによって登場する駅が変わっている偉人もいますが、すべてその偉人に関係する地域になっています。

例えば

・織田信長・・・岐阜、名古屋

・豊臣秀吉・・・名古屋、大阪

・徳川家康・・・浜松、岡崎

・坂本竜馬・・・高知、長崎

・福沢諭吉・・・中津

などその偉人の生まれた場所や活躍した場所で登場するようになっているため、日本史の勉強に繋がります。

 

 

 

【人生編】桃鉄から学べること

上記では学校の勉強に役立つことを紹介してきました。

ここでは桃鉄で学べる人生に役立つこと、覚えていてほしいことを紹介していきます。

これは子どもだけでなく大人の方にも役立つ情報になると思います。

 

学び⑤お金、資産

桃鉄をプレイする上で一番大切なのは資産を増やすことです。

最初はプラスマスに止まってお金が増える、マイナスマスに止まってお金が減る。この2つでも一喜一憂していると思いますが、次第に物件駅で物件を買って収益をあげることで資産を増やしていくことの大切さに気付くと思います。

これは大人になると非常に大切になることですが、桃鉄を行っていると子どものうちからその大切なことを覚えることができます。

お金、資産というものに対する理解を早いうちから身につけることができるでしょう。

 

学び⑥戦略・駆け引き

桃鉄をプレイしたことのある方はわかると思いますが、負けていると非常に腹が立ちます。

ボンビーがつこうものならその間中ずっといらいらしてしまう方も多いのではないでしょうか?

そうならないために、どのタイミングで・どのカードを使って・相手がどんなカードを持っていて・どれだけお金を持っているか

それらを把握し相手より先に目的地へたどり着く戦略をたてたり、相手の資産が多いタイミングで奪いにかかったりと戦略や駆け引きを身につけることができるゲームでもあります。

 

学び⑦人と打ち解けるための情報

桃鉄で特産品を覚えることがあ学校での地理、日本史の勉強になると言いましたが、特産品を覚えることは人と接することにとても役に立ちます。

出会った人の出身地の特産品を覚えているとその会話だけで盛り上がりますよね?

大人になってからは他県出身者と出会うことが増えるのでコミュニケーション能力向上の1つとして大切なゲームだと思います。

小学生・中学生のお子さんでも覚えている特産品が増えると、遠くの学校から転校してきた友達との会話の始め方に困らないようになると思います。

 

 

遂に世界まで!世界地図・世界史も学べる?

桃太郎電鉄は30年を超える歴史があり日本全国を旅するゲームと説明しましたが、2023年11月16日に発売された新作は・・・

「桃太郎電鉄ワールド~地球は希望でまわってる!」となっています。

過去にもワールド版が出たことはありますが今回の新作は地球のように球状に動き回るようになっています。

地球儀ですごろくを行うというイメージですね!

私は発売当日にプレイしてみましたが、紙で見る世界地図ではなく立体的に見ることができる新作は世界地図の勉強にも良さそうな気がしています。

もちろん桃鉄シリーズとして今まで通り楽しむことができます!

特産品についてもとても詳しくなれるというものではない気もしますが、世界各地の特産品を都市ごとに出している感じがしました。

今回の作品は中学生・高校生の勉強におすすめできそうなゲームです!

 

まとめ

以上、桃鉄から出版されている教材についてと、実際にプレイして桃鉄がどのように子どもから大人までの勉強で役に立つかを説明してきました。

全ての世代に共通することは「楽しみながら学べること」

これが何かを身につけるのに最も必要なことだと思います。

子どもが続けられることのほとんどが楽しいことだと思うので、勉強が嫌いで机に向き合うことが苦手な子どもには桃鉄の教材を読ませてみたり、実際に桃鉄をプレイさせてみるのが良いのではないでしょか?

私自身も桃鉄から多くのことを学んできましたし、今も学んでいます。

子どもへの勉強方法として桃鉄などのテレビゲームを活用してみるのもいいのではないでしょうか?

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